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遺伝子検査とエピジェネティクス

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こんにちは高野英恵です。

先日のメルマガで、親子3名の遺伝子検査の結果を紹介したら

「おもいっきり個人情報なのに、出しちゃって平気なんですか?」

というメールを読者の方から頂きました。

確かに遺伝子検査はプライバシーのかたまりです。


遺伝子とは個人の身体的状況をつまびらかにする情報であり
生物学的な暗号をばらしてしまうようなものです。


しかし、私はあまり気にしません。


個人的には自分のメールアドレスや携帯番号を
見ず知らずの他人に知られる事の方が気持ち悪いです。


なぜなら、遺伝子の結果だけをみても、
高野 英恵という人間を丸裸にすることはできないからです。

 

23andMeでは様々な遺伝子を見ることで
ある病気のかかりやすさや体質に関する傾向を割り出してくれます。


私の場合はこのような結果が出ました。

健康に関するデータ
・お酒を飲んでも顔が赤くならない・火照らない
・乳糖不耐性の傾向がある
・熟睡できないタイプ
・カフェインの摂取が少なくて済む


病気に関するデータ

・嚢胞性線維症(CF)になりにくい
・脳梁の形成不全による末梢神経障害が起こりにくい
・先天性グリコシル化異常症1A型になる確率は少ない
・家族性自律神経失調症を引き起こすIKBKAP遺伝子に多型は見られない

他にも皮膚の色や髪の毛の色のほかに、急に太陽の日に照らされた際に、
くしゃみが出る身体的反応があるかも示してくれます。


面白かったのは、
人差し指よりも薬指よりの方が長いタイプだと表示されたことです。

index finger (人差し指)よりも、ring finger (薬指)の方が長い ↓ 



自分の指を見てみたら、本当にそのとおりでした。

こういうのも遺伝子検査でわかるんですね!


冒頭の話に戻りますが、私は別にこのような遺伝子検査の結果を
公表することに抵抗はありません。


何故なら、この情報だけがあっても
私という個人のすべてが分かるわけでもないし
何の病気になるのかも確約できないからです。


こうしたことはあくまでも統計学的な傾向に過ぎないと思っています。


遺伝子からみる病気の「なりやすさ」や「かかりやすさ」はあるのでしょうが
様々な要因によって大きく左右されます。

 

食事内容や生活習慣やストレス、環境汚染、デトックスなどです。

 

遺伝子の命令に基づいて行われるタンパク合成の強弱を
調節できる化学物質があります。


メチル基やアセチル基、ユビキチン基やリン酸基といった物質です。


こうした物質がDNAに結合したり、離れたりすることで化学的な変化がもたらされ、
もともと決まっていた遺伝子の「働き方」や「振る舞い」が変わることを
エピジェネティクスと呼びます。

 


遺伝子検査はあくまでも「傾向」を捉えるものとはいえ、
アメリカでは既に何十年も前から臨床への応用が進められ
先天的な遺伝子の脆弱性を抱える人への効果的な治療として注目を浴びています。


医師や自然療法士、生化学者の中には、
エピジェネティクスによる治療法を実践することで
うつや統合失調症、自閉症、パニック障害、不安症、不妊・流産、無脳症、
凶暴な行いや衝動的な行為をしてしまう患者を数多く治療してきた実績を持つ人もいます。

 


メチレーションに関するセミナーや教科書では小難しい代謝図や化学式が登場しますが、すべてに共通する要点は、遺伝子の振るいまい方をどう調節するかという事です。



そのために、メチルフォレートやSAMe(サミー)、ナイアシンなどの栄養素を投入したり、酵素の働きを阻害する要因を取り除いてあげるのです。

 

遺伝子市場はポテンシャルの高い分野ですから
ベンチャー企業から大手企業まで新規参入する企業があとを絶ちません。


Yahoo!やDeNAも既に数年前から遺伝子検査の事業に乗り出しています。


将来的には、遺伝子に基づくオーダーメイドの医療や
薬剤・サプリ処方が当たり前という時代がやってくるのでしょう。


その一方で、現状ではまだ解明されていないことも多く
多型がもたらす影響の研究や本当の意味での商業化、臨床への応用は
日本では当分先のことような気がします。



仮に、遺伝子検査で「乳がんになりやすい」と診断されたからといって
アンジェリーナ・ジョリーのように乳房切断したいとはあんまり思いません。

 

栄養素やサプリ、デトックスの手段を組み合わせることで
良い状態の遺伝子に「チューニング」してあげることの方が
遺伝子にも身体にも負担が少ないと思います。

 

遺伝子に多型があることで、
健全な生体活動や精神の働きに問題を抱えている患者さんにとって
「エピジェネティクス」は大いに期待される治療法であると言えます。

 

栄養療法.jp 管理人 高野英恵

info@eiyouryouhou.jp