栄養療法.jp 無料メルマガ No7

総タンパクとアルブミン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■日本で唯一、一般人として栄養療法のメールと動画の両方を情報配信■■
■■海外のドクターと24時間以内にコンタクトできる高野の栄養療法メルマガ■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは高野英恵です。


今日は、血液検査の「総タンパク」と「アルブミン」について書いていきます。

血液検査にある「総タンパク」とは血液中に含まれているタンパクの総称です。

血清中には約100種類のタンパクがあるといわれていますが、

その「総タンパク」中で、約67%を占めるが「アルブミン」です。

アルブミンは肝臓のみで合成されます。


よって、肝臓に何らかの機能障害が生じると、
アルブミンの測定値は著しく低下することがあります。

血液検査のアルブミンの基準値の最低ラインは3.8~4.0g/dlとされています。

これは一般的な血液検査でも栄養療法的な見方でも大差はないと思います。


ヒトの血液総量は体重の約1/12(or 1/13)と言われています。

血液中に4g/dlのアルブミンがあると仮定した場合、体重60kgの成人で約5リットルの血液が流れているとして、約200gのアルブミンが体内中に存在することになります。


200gは小ぶりのみかん2個くらいの分量ですから
これが人体にあるということは
結構なボリュームですね!

このアルブミン君が何をしているかと言うと、
一番大きな仕事として、血管内に水を保持する役割を担っています。

血管中の血液量や体内の水分の量を調整する働きを
「血液浸透圧の維持」とか「膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)の維持」とか言ったりします。

浸透圧に関しては、このウェブサイトが分かりやいので見てみて下さい。

アルブミンの働き‐浸透圧の維持
http://www.ketsukyo.or.jp/plasma/albmen/alb_02.html


「アルブミン」は主に、肝機能を見るための指標として用いられていますが、
栄養療法では、「タンパク質の摂取状況やを合成能力」を見ている場合が多いです。


糖質制限をして、肉や魚、サプリなどのタンパク源をたくさん摂取している割りに
総タンパクやアルブミンの数値が思うようにあがってこない...
という報告は「症例検討会」でもよく耳にします。



そのような時には、

  • 摂取したタンパクが身体の中できちんと消化・吸収できているか
  • どうすればタンパクを使える状態にまで持っていけているのか

を考えていくことになります。



「胃酸分泌の低下」や「消化酵素の必要性」を念頭においた対処方法が必要な場合もあるでしょう。

勿論、その方の既往やライフスタイル、個人差も加味する必要があります。



案外見落とされがちですが、その人が言う「タンパク」の定義を確認することも大切かもしれません。

1日3食で、1食だけしかタンパクを摂りいれないとか、
しかもそれが、出来合いの餃子だったり、マックのハンバーガーだったり
お弁当に2,3切れ入っていただけの唐揚げだったりすることがあるからです。


さて、アルブミンが低くなる原因を調べてみましたら
4つの原因がネットに掲載されていました。

①タンパク質摂取不足

②タンパク質合成障害

③タンパクの異化亢進(いかこうしん)

④タンパクの体外喪失



・・・「タンパク質摂取不足となるのは、食事が摂れないだけでなく消化吸収障害があることもあります。」

とちゃんと書いてありますね。

看護ラボより



反対にアルブミン値が高い際には「脱水」を考える必要があります。


脱水症の場合、血液が濃縮されるためにアルブミンがみかけ上高値となります。


これは、栄養療法的な血液検査の見方でも同じで、
症例検討会でのディスカッションでも、アルブミンの数値を見て
「脱水っぽいねー」というワードが頻繁に出てきます。



分子整合栄養医学における「アルブミン」の見方は
実践講座のテキスト基礎編にも書かれているので、お持ちの方はチェックしてみて下さいね。

栄養療法.jp 管理人 高野英恵

info@eiyouryouhou.jp